FW・URLフィルタリング【情報処理安全確保支援士 令和4秋 午後1 問2 No.4】

設問4 表8の(g)~(i)に入れる適切な字句を答えよ

設問3で会員サーバはFW設定でインターネットとの通信を許可されていないため、攻撃成立を防げいていることがわかりました。

攻撃が成功してしまった予約サーバでも、同様にFWの設定を見直せばよいでしょう。

まず、「FWフィルタリングルールについて、表2の項番2を削除する。」と記載されています。

項番2は「予約サーバ→インターネットへの全アクセス許可」を設定している箇所です。

項番2を削除することで、予約サーバからプロキシサーバを経由せず、直接インターネットと通信することはできなくなります。



ちなみに、「予約サーバを起点とするインターネットへのHTTPS通信は、プロキシサーバを中継させる設定とする。」とありますが、項番4によって「プロキシサーバ→インターネットへのHTTPS通信は許可」されているため、ここは考えなくて良さそうです。

表8の穴埋めを考えてみましょう。

ここでは、予約サーバから必要な通信のみを許可するために、プロキシサーバのURLフィルタリングルールを設定しています。


表1の予約サーバの機能概要に「工場見学の空き状況はU社のSNSアカウントを利用して、クラウドサービス上の複数のSNS投稿用のサーバに対してHTTPSで定期的に投稿される。」と記載されています。

そのため、予約サーバからSNS投稿用のサーバへのHTTPS通信は、例外的に許可する必要があります。


SNS投稿用のサーバはクラウドサービス上にあるため、インターネットを経由する必要があります。

アクセス元IPアドレスは(g)予約サーバのIPアドレスですね。


許可リストと拒否リストについて、表1のプロキシサーバの機能概要には「許可リストに”全て”を指定すると、全てのURLへの通信を許可する。拒否リストに”全て”を指定すると、許可リストに指定したURL以外のURLへの通信が拒否される。」とあります


そのため、許可リストには(h)「SNS投稿用サーバのURL」、拒否リストには(i)「全て」を設定することで、「SNS投稿用サーバURL以外の予約サーバ→インターネットへの通信を拒否する」設定になります。


解答

(g)予約サーバのIPアドレス

(h)SNS投稿用サーバのURL

(i)「全て」